四国八十八か所遍路道を行く

平成28年10月7日(金)第21日目

正木伸治

出発 到着  参拝寺 宿泊地 宿泊所名
料金
ルート 距離
km
累計
km
 
8:40 15:30   高知県土佐清水市下ノ加江 安宿
6,000円
民宿日の出〜海の王迎駅 電車 中村駅〜安宿   18.5km 488.6km

                           この日のルートは、赤で囲んだところ

 朝8時に宿を出て電車に乗って中村駅まで行った。遍路道とは少し外れ、歩き遍路の鉄則を破ることになるが、わずかの距離なので目をつぶることにし、そこで義兄と姪の親子と待ち合わせして、姉に面会した。駅近くの施設に足のリハビリのため入所しており、そこで面会。22年近くもあっていないのであるが、昔に比べてかなりやせていた。僕の顔を見て泣いてばかり。何もものを言わない。伸ちゃんと言っただけで何もしゃべらないのである。とりあえず、早く良くなって、お墓参りにおいでと言っておいた。(近くに来たついでに寄ることにしただけで、こんなことがなければ、まず会うことはない。親の死に目にも、葬儀にも来なかった不謹慎な不良姉であるものの、今は、それに目をつぶり会うことにした。) しかし、まず無理であろう。さらに、これで見るのは最後になるかもしれない。それは、僕が先に逝くか、姉が先に逝くかは判らない。何せ22年ぶりの再会である。母の葬儀にも来なかったのであるから疎遠になるのは当たり前のことである。
 30分ほどで面会を終えて、駅に戻り作戦を立ててから、ナビの誘導で遍路を開始。順調に歩いた。快晴で日差しもきつかったが、風がさわやかで汗もあまり出ず快適であった。途中四万十川の川べりで昼食の先日買って食べていなかった菓子パン食べた。その後順調に歩いて、15時30分頃宿の安宿についた。ゆっくり出来た。 この日も移動だけだった。

中村駅に行くために「海の王迎」という変わった名前の駅で9時6分発の電車を待っているところ。無人駅で、僕以外は誰もいいない。
この日秋らしい天気で、快晴、気温もちょうど良く、時折吹き抜ける風も凄く爽やかで気持ちが良い。
 
中村駅   四万十川
 
四万十川は大きな川です。後で判ったのであるが、太平洋側の川は非常に大きいが、瀬戸内海側の川は非常に小さく水も少ない。 
 
このトンネルは非常に長かった。歩道帯はあまり幅が広くなかったので、結構怖かった。 

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