四国八十八か所遍路道を行く

平成28年10月17日(月)第31日目

正木伸治

出発 到着  参拝寺 宿泊地 宿泊所名
料金
ルート 距離
km
累計
km
 
6:30 17:10 第44番 大寶寺
第45番 岩屋寺
愛媛県上浮穴郡久万高原町 狩場苑
7,000円
たちばな旅館〜大寶寺〜狩場苑〜岩屋寺〜狩場苑  30.9km 745.1km

                           この日のルートは、赤で囲んだところ

 後半戦の山場と感じたこの日、6時半に宿を出発。前日宿の女将が車で迎えに来てくれたところまで再び車で送ってくれた。(宿は遍路道から外れたところにあったため。)途中まで前日一緒の宿だったMさんと一緒であった。彼は、修行的感覚で遍路されているので途中に地蔵さんなどがあると必ずお経をあげてお参りしていた。そうなので途中で別々になってしまった。
 当日夜明け前に激しい雨が降ったが、出発するときは、雨は上がっていた。そして、歩いていく毎に晴になってきて、最終的には快晴になった。厳しい局面で本当に晴になってよかった。昔の遍路道を歩いたが、上り坂が多かったが、とにかくゆっくりゆっくり歩き、最高地点790mのひわた峠を越えて、どうにか難所を克服することが出来、11時ごろに大宝寺に到着した。一通り儀式を行った。この寺の納経所の職員は、態度があまり良くなかった。(清滝寺の職員ほどでもなかったが、清滝寺以来すごく納経所の職員の態度が気になる。)
 その後すぐに次の寺を目指し、少し自信がついたせいもあり、旧来の遍路道を歩くことにした。ふもとの何処かから昼食のチャイムのようなものが鳴り、誰もいない遍路道で昼食にすることにした。非常に天気が良くなり、気持ちよかった。 そこから、麓の自動車道に出て、そこからこの日の宿泊所である民宿の狩場苑に向かい、凄く狭い自動車道の側道をこわごわ歩き13時ごろに民宿の狩場苑に到着。ここにいったん荷物を預け、次の寺に向かうことにした。(次の寺へは、折り返しのコースとなる。それしか方法はないのである。)民宿には誰もいなかったが、オーナーの携帯番号が、ホワイトボードに書いてあったので、荷物を置くことを告げ、岩屋寺に向かった。
 本来の遍路道を歩いたが、意外と遠かった。結局15時頃に到着。2時間もかかった。岩屋寺の境内に上がるための坂は、かなりきつい勾配で20分ほどかかった。(バス出来ている年配の遍路さんたちもたくさん上がっていた。)本当に厳しい。15時45分に寺の下の自動車道を出発。行と違う、帰りは自動車道を歩いた。17時10分頃民宿に到着。自動車道を歩く方が、近かったというか、時間がかからなかった。(途中またスマホの電波が届かず、歩いていて非常に不安になってきた。さらに山は日が暮れるのが早いので大丈夫かなた思ったが、コツコツ歩いていたら民宿に着いたので、結局何ということはなかった。)遍路道は、アップダウンが多く、その分時間がかかるということ。今日の宿は、僕一人であった。
 とりあえず、難関と思われていたところをクリアー出来たので、少し肩の荷が下りたような気がし完歩に希望を持てるようになったと思う。

この日の最高地点ひわだ峠まで2.3km 四十四番札所 大寶寺の山門
 
四十四番札所 大寶寺の本堂   大寶寺の仏号,寺号,三宝印
 
四十五番札所の岩屋寺の山門   四十五番札所の岩屋寺は崖っぷちの岩の間にある寺
 
四十五番札所の岩屋寺の本堂   四十五番札所の岩屋寺の大師堂
 
岩の洞窟が一部になっている岩屋寺の施設   まさに岩屋寺という岩の中にある岩屋寺
 
岩屋寺の仏号,寺号,三宝印   本日の夕食

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