平成２８年１０月２０日（木）第３４日目

正木伸治

この日のルートは、赤で囲んだところ 　この日は一日歩くのみであった。天気が良いものの日差しががきつくなく、吹いてくる秋風が爽やかだった。非常に歩きやすかったが、ここまで連日歩いてくると足がかなりくたびれている。 　歩いた距離は、約30kmであった。朝7時に出発して16時15分に到着した。9時間15分かかったことになる。休憩を1時間半ほど取っているので、7時間45分が実働歩いた時間であった。ほとんど平坦なコースであったので約1時間４kmのスピードで歩いたことになる。全体の平均的なスピードとしては、休憩時間を含めて1時間3.5kmくらいであろう。アップダウンが入ってくると、もう少しタイムが悪くなる。 　 途中、穏やかな瀬戸内海に面する海辺のちょっとお洒落なレストランでランチをした。女性客ばかりでした。 僕のような遍路姿の人間には、ちょっと馴染まない感じもしないではなかったが、旅の恥はかき捨て感覚で入った。結構ユニークなランチだった。昼食に少し時間がかかり、宿の到着が少し遅れる感じであるが、寺のように門限が17時ではないので問題なし。 　このレストランから暫く歩いたところに菊間町という鬼瓦の名産の町があったが、何日か前に会わなくなっていたいた東京の佐藤さんと再会した。前を歩いている姿が、佐藤さんではないかと思い「ヨー」と声をかけたらやはりそうだった。（僕が、レストランで昼食中に追い越したみたいである。）これも縁というものであろう。宿も同じであった。もっと先を歩いているものとばかり思っていた。事情があって松山で2泊したとのこと。本当に偶然である。途中で僕が、ちょっとお洒落なカフェレストランで食事をしていなかったら会っていなかったかもしれない。いや宿が同じであったので、いずれにしても会っている。偶然というか人生って不思議だなあと思った。（美空ひばりの「愛燦燦」の歌詞。「人生てふしぎなものですね。」） 　次のは、６寺まわる。前日と同じく忙しい行程となる。いや山登りが一か所あるので昨日より厳しいかもしれない。まあ、頑張るしかない。 出発した時はうす曇りでしたが、その後晴れた 途中の何でもない住宅地の公園で休憩 のどかな風景だったのでシャッターを押した   途中遍路道を歩いたが舗装されてた 麓に町が見えてきた   海辺のお洒落なレストラン   前半の太平洋と対照的な静かで穏やかな瀬戸内海   ごはん大盛りのお洒落なランチ   この日は、ほとんど波静かな瀬戸内海沿岸を歩いた   佐藤さんが撮ってくれた写真。少しスリムで男前になりました。（笑） 後日、佐藤さんが写真を編集して送ってくれた（1月22日に東京で再会の予定。） 菊間町の遍路休憩所にて

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