平成28年9月23日(金)第7日目
正木伸治
出発 | 到着 | 参拝寺 | 宿泊地 | 宿泊所名 料金 |
ルート | 距離 km |
累計 km |
6:20 | 17:00 | 第20番 鶴林寺 第21番 太龍寺 |
徳島県阿南市桑野町 | えもとビジネス旅館 7,000円 |
鮒の里〜鶴林寺〜太龍寺〜えもとビジネス旅館 | 25.3km | 127.0km |
この日のルートは、赤で囲んだところ 6時20分に出発した。この日は、難所の一つであった。20番の鶴林寺へは、途中までは平たんな道であったが、途中から上りになった。しかし、上り一本でアップダウンではなく藤井寺と焼山寺の間のようではなかった。下の写真は、鶴林寺の手前まできたところで撮影したもので、このとき、写真に移っている川まで下りて、それから21番の太龍寺まで、再び上りになることが判ってうんざりした。鶴林寺には、11時20分ごろに到着した。そこで一通りの儀式を済ませ、民宿で作ってもらったおにぎりを昼食として食べた。その後、次の太龍寺へ向かった。下の写真の川のところまで下りる前に休憩所があったので休んだ。その時、うっかり杖を忘れてしまった。すると、僕のすぐ後に来た外人が大きな声で呼んでくれて、慌てて休憩所まで取りに戻った。日ごろ杖など使っていないので、ついつい忘れてしまうのである。この後、遍路が終わるまで何回か忘れかけたことがあった。どちらかというと、普通の状態であれば、杖は非常に邪魔になると感じた。 それから、その後あるいていると、休憩所で会った外人が僕に追いついて来て、リュックの担ぎ方が悪いということで、色々直してくれた。すると非常にリュックの負担が軽くなったような気がして外人に感謝である。スペイン巡礼の時も思ったが、とにかく外人は歩くのが速い。もちろん足の長さも違うが、ガンガン歩いていく。この外人とは、もう一度、太龍寺に行くときも会った。向こうは、歩くのが早いので、太龍寺への参拝を済ませて下山するときで、僕はこれから参拝というところで会った。とにかく歩くのが速い。 太龍寺には、14時20分頃に到着した。その頃に雨が降りだした。この日の宿は、その時点では決まっていなかった。宿は、早めに予約をしておけばいいのであるが、早く予約をして約束通りに、その宿に行くことが出来ればいいのであるが、歩く道の状況がよくわからなく、予約して行けなければ宿に迷惑がかかるのでぎりぎりまで予約をしていない。この日は、だいたいの目途がついてきたので、太龍寺で儀式が終わってから予約した。昨日、鮒の里の主人が教えてくれたところである。予約はとれて、途中まで迎えに来てくれるとのことであった。(この宿は、遍路コースからかなりはずれたところにある。)待ち合わせ場所は、道の駅「わじき」というところの近くまで来たら、電話してくれとのことであった。太龍寺からは、下りばかりであるが待ち合わせ場所までは結構距離があった。待ち合わせ場所まで、来た時ちょっと気分の悪いことがあった。このことを、ボヤキ的にfacebookに投稿したので、そのまま下記に記載する。 「またスマホの通信(電波が届いていない。)が出来なくなり、どうしても電話をかけなければならないことがあり、そばにあったガソリンスタンドで電話を借りようと思い、お願いしましたが、けんもほろろに断らました。お接待精神の四国に絶望しました。 200メートル先の道の駅へ行けと言われましたが、疲れていたのでもう一度頼みました。当然のこととして、電話使用料も払うと言ったら貸してくれました。当初からタダで借りようなどとは思っておらず、最初からそう言えば良かったのですが、それにしても、こちらは歩きお遍路で、困っているから頼んだのであり、その辺、少しは、お接待精神を発揮して欲しかったと思います。とにかく世間は、良い人ばかりではないということです。結局使用料として100円置きましたが、追いかけてきて50円釣りをくれました。まあ、些細なことですが、結果として電話を貸してくれたので良しとしたいと思います。」 ガソリンスタンドの近くに遍路休憩所があり、そこでしばらく待っていると旅館の車が迎えに来てくれた。「ビジネス旅館えもと」という旅館で結構大きな旅館だった。着いてからすぐに風呂に入ったが、誰も入っておらず貸し切り状態だった。結構大きな風呂だったので、足を思い切り延ばして入ったが非常に気持ちよかった。 この日も難関であったが、どうにかこうにか無事歩きとおすことが出来た。 相変わらず天気が悪い日が続き、そのうえ蒸し暑い。そんなことで自動販売でコーラなど清涼飲料水をガブガブ飲んだ。とにかく炭酸飲料が無性にほしくなるのである。糖尿病になるのではないかと思うくらい飲んだ。この状態は、台風18号が来て、去ったころまで続いた。
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